24 裸足

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魔法の言葉はビビディ・バビデ・ブゥ
灰かぶりの娘は 美しいお姫様になりました

「でもさー」
「ん、なに?」
お兄ちゃんのひざの上に座ったまま、
顔をぐるんと上げてお兄ちゃんの顔を見上げる
「なんでガラスのくつだけホンモノもってたのかな?」
「・・・うーん・・・
・・・なんでだろうね?」
ステキなドレスも ステキな馬車も
全部全部 魔法のもの
なのに きれいなガラスのくつだけは
本当に、ホンモノ
結局それのおかげで シンデレラは幸せになる
「・・・もし、さぁ・・・」
童話に もし なんてあるわけないんだけど
「もし、ガラスのくつも魔法で出したにせものだったら・・・
王子様は、シンデレラをさがしだせなかったかな」
「・・・・・・」
一夜の夢と、あきらめて
そしていつしか忘れ去ってしまうのだろうか

「・・・そんなこと、ないよ」
ふわりと目を閉じて
かすかに笑うお兄ちゃん
「きっと王子様は・・・
それでもあきらめられなくて
探すと思うよ
それこそ、自分で国中駆けずり回ってね」
「・・・ほんとにそうおもう?」
「本当だよ」
「・・・・・・」

わたしには
なにひとつほんもののものはないから
だから

魔法のとけたシンデレラは
みすぼらしい姿のままで
何ももたずに家路を歩く
なにもその手には残らないけれど
でも 一晩の夢は
いつまでも忘れないから
たとえ はだしの足が磨り減って
歩くことさえできなくなったとしても

いつか迎えにきてくれる王子様の足音を待って
いつまでも 幸せなままでいられる

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つまりまぁそういうことなんです(意味不明
うー・・・かなし消化不良気味なので
いつか直すかもですが
とりあえず なんか眠い頭では
これ以上思いつきませんすみません
そしてペンタブが使えないので
当然のように絵はないです
・・・いや、そのうちつけるかもですが

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