そういえば
2004年3月31日 切ない30の言葉達のはずなのに切なくないブツとあるゲームのパッケージを見て
「んー、主人公青くしよう」(フォーディアです
と思ったそのキャラが
実は女性だったことを知って
ちょっとショックだった今日この頃
てなことで 今日のお題いってみませう
お題やってるヒマがあるなら
ゲーム作るの進めろよって感じですが
25 美しいもの(ネタバレなし・・・?
http://mia.s12.xrea.com/setu25.jpg
きれいだから きれいなものでかくしておこうと思っただけ
「きやすくさわってんじゃないわよこのケダモノーっ!!」
どっかーん、と
火山だってこんな音は立てないだろうってくらいの
大音量とともに、オディアルは割れた窓ごと飛んでいった
「わーっ、オディアルっ!」
血相を変えてシルフィンが外に飛び出していく
多分海のほうまで飛ばしたから、探すの大変だと思うなぁ
「・・・はぁ」
深呼吸して、荒れた息を落ち着かせる
・・・ったく、あのケダモノが・・・!
「・・・えっと・・・?」
わたしが息を落ち着かせたところで、
状況のわかっていなかったらしいお兄ちゃんが
首を傾げてこっちを見てきた
「・・・まったく
アイツもアイツだけど、お兄ちゃんもお兄ちゃんだよ?」
ずかずかとお兄ちゃんのとこまで歩いていって
その隣りにすわる
「・・・ああ、また髪いじられたんだ?」
「そうだよっ!」
ほんっとにヒマなのか
細かく編まれた三つ編みを解いていく
「僕は気にしないんだけどな もう慣れたから」
「お兄ちゃんが気にしなくてもわたしがイヤなの!」
「うーん・・・いじられたところでどうにかなるものじゃないし・・・
シルキーもいつもいじってるだろ?」
「・・・わたし以外はダメなの!」
「・・・・・・?」
ああもう、この人はこういう事は本当ににぶい
慣れたからがっかりとかはしないけどねっ
・・・そもそも、お兄ちゃんの髪が長いのは
わたしが遊ぶためでも、お兄ちゃんの意思でもなく
まして、他の誰かにいじくらせるためじゃない
・・・それは ほんの偶然で
わたしたちが、あの家に移り住んですぐのころ
暖炉の前で本を読みながら寝てしまったらしいお兄ちゃんに
しょうがないなぁ、とか言いながら
毛布をかけてあげようとしたとき
ずり下がった襟首の下に 太い裂傷が走っていた
それがなんであるかは、
『それ』のためにここにいるわたしにはすぐに分かった
だから・・・
・・・だから
・・・自分の落ち度を、見るのが辛かった
『ねえ、お兄ちゃん 髪のばしてみない?』
『ね、この服似合うと思う』
伸ばした髪は、万一にも他人にそれを見られるのを防ぐため
肩の出た服は、他人に体に傷なんて無いように思わせるため
あどけなく装って、その下にあるのは計算
「・・・シルキー?」
はっとする
どうやらぼーっとしてたみたい
「なんでもないよ」
笑って、作業を続ける
「・・・・・・」
でも、と思う
隠しているものは
たとえ傷だらけでも きれいなものだから
それ自体は、自分の傷を晒すことで更に傷つくような、そういうものだから
「・・・シルキー?」
それを隠すものもまた、きれいじゃないといけない
だから
なかを知っているわたし以外が触れるのなんて 許さない
*************************
策士シルキー
途中まで3番のつもりで書いてたことはナイショです
てか・・・いい加減痛いな
そろそろやめるか(あと27個残ってるけど
・・・全然切なくないし^^;
切 な い 3 0 の 言 葉 達
http://purety.jp/moment/30w.htmlより
「んー、主人公青くしよう」(フォーディアです
と思ったそのキャラが
実は女性だったことを知って
ちょっとショックだった今日この頃
てなことで 今日のお題いってみませう
お題やってるヒマがあるなら
ゲーム作るの進めろよって感じですが
25 美しいもの(ネタバレなし・・・?
http://mia.s12.xrea.com/setu25.jpg
きれいだから きれいなものでかくしておこうと思っただけ
「きやすくさわってんじゃないわよこのケダモノーっ!!」
どっかーん、と
火山だってこんな音は立てないだろうってくらいの
大音量とともに、オディアルは割れた窓ごと飛んでいった
「わーっ、オディアルっ!」
血相を変えてシルフィンが外に飛び出していく
多分海のほうまで飛ばしたから、探すの大変だと思うなぁ
「・・・はぁ」
深呼吸して、荒れた息を落ち着かせる
・・・ったく、あのケダモノが・・・!
「・・・えっと・・・?」
わたしが息を落ち着かせたところで、
状況のわかっていなかったらしいお兄ちゃんが
首を傾げてこっちを見てきた
「・・・まったく
アイツもアイツだけど、お兄ちゃんもお兄ちゃんだよ?」
ずかずかとお兄ちゃんのとこまで歩いていって
その隣りにすわる
「・・・ああ、また髪いじられたんだ?」
「そうだよっ!」
ほんっとにヒマなのか
細かく編まれた三つ編みを解いていく
「僕は気にしないんだけどな もう慣れたから」
「お兄ちゃんが気にしなくてもわたしがイヤなの!」
「うーん・・・いじられたところでどうにかなるものじゃないし・・・
シルキーもいつもいじってるだろ?」
「・・・わたし以外はダメなの!」
「・・・・・・?」
ああもう、この人はこういう事は本当ににぶい
慣れたからがっかりとかはしないけどねっ
・・・そもそも、お兄ちゃんの髪が長いのは
わたしが遊ぶためでも、お兄ちゃんの意思でもなく
まして、他の誰かにいじくらせるためじゃない
・・・それは ほんの偶然で
わたしたちが、あの家に移り住んですぐのころ
暖炉の前で本を読みながら寝てしまったらしいお兄ちゃんに
しょうがないなぁ、とか言いながら
毛布をかけてあげようとしたとき
ずり下がった襟首の下に 太い裂傷が走っていた
それがなんであるかは、
『それ』のためにここにいるわたしにはすぐに分かった
だから・・・
・・・だから
・・・自分の落ち度を、見るのが辛かった
『ねえ、お兄ちゃん 髪のばしてみない?』
『ね、この服似合うと思う』
伸ばした髪は、万一にも他人にそれを見られるのを防ぐため
肩の出た服は、他人に体に傷なんて無いように思わせるため
あどけなく装って、その下にあるのは計算
「・・・シルキー?」
はっとする
どうやらぼーっとしてたみたい
「なんでもないよ」
笑って、作業を続ける
「・・・・・・」
でも、と思う
隠しているものは
たとえ傷だらけでも きれいなものだから
それ自体は、自分の傷を晒すことで更に傷つくような、そういうものだから
「・・・シルキー?」
それを隠すものもまた、きれいじゃないといけない
だから
なかを知っているわたし以外が触れるのなんて 許さない
*************************
策士シルキー
途中まで3番のつもりで書いてたことはナイショです
てか・・・いい加減痛いな
そろそろやめるか(あと27個残ってるけど
・・・全然切なくないし^^;
切 な い 3 0 の 言 葉 達
http://purety.jp/moment/30w.htmlより
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