リレー小説―6
2004年11月26日「ちょっと、起きなさいよ」
「・・・っつ・・・」
ぺしぺし、と軽く頬を叩かれて、
痛む、重くよどんだ頭を振りながら目を開けると、
目の前には
「遅いから探しに来てみれば・・・何やってんの、アサ」
ストレートのさらさらした黒髪で片目を隠した、
同居人がにらみつけていた
「・・・ネイ?」
「寝ぼけちゃいないようね」
ふむ、と頷くと、ぐいっと俺の腕を乱暴に引っ張って立ち上がらせる
「痛てっ」
「誰にやられたか知らないけど、そんな怪我してるならゆっくりしてる暇なんてないでしょ
わたしじゃ、あんたを抱えて家まで戻れないから目が覚めるまで待ったの
とっとと帰るわよ」
「・・・・・・」
それで、一気に意識が覚醒した
「・・・ネイ、荷物をまとめて町を出ろ」
「え?」
肩を貸そうとした彼女に背を向けると、荷物を探る
・・・よし、銃は取られていない
「ちょ、ちょっと、アサ?」
慌しく弾の装填を確認する俺の前にネイが回りこむ
「厄介ごとに巻き込まれたらしくてな
ほとぼりが冷めるまで、どっか遠くにいてくれ
迎えに行くから」
「・・・もしかして、外れの喫茶の騒ぎ関係?」
「・・・なんだ、知ってたのか」
「・・・はぁ
聞き込み位しとくわよ、あんたが何も言わずに遅くなるなんてないんだし」
「それもそうか
・・・と、それじゃ・・・」
「それと」
「いてっ」
装填を終えた俺の鼻先を、かりっとひっかくと
「こういうときこそ、使い魔の出番でしょ?」
そう、不服そうに詰め寄ってきた
「・・・いや、でもな」
「第一ね」
抗議しようとした俺を、押しのけて
「逃げるヒマなんて、もうないわよ」
彼女の見つめる先には
「ねえねえっ、おともだち、なのかなっ?」
変わらない笑顔を浮かべたままの、
赤い色に服の裾を彩られた少女が立っていた
*********************
すかいさんはルークだのラルスだのルノアルだの
やたらかっこつけた名前を付けたがったのですが
そんなのこのヘタれに合わないと思うんですが
アーサーも却下
厨くささをこれ以上増してどうするんでしょうねー
「・・・っつ・・・」
ぺしぺし、と軽く頬を叩かれて、
痛む、重くよどんだ頭を振りながら目を開けると、
目の前には
「遅いから探しに来てみれば・・・何やってんの、アサ」
ストレートのさらさらした黒髪で片目を隠した、
同居人がにらみつけていた
「・・・ネイ?」
「寝ぼけちゃいないようね」
ふむ、と頷くと、ぐいっと俺の腕を乱暴に引っ張って立ち上がらせる
「痛てっ」
「誰にやられたか知らないけど、そんな怪我してるならゆっくりしてる暇なんてないでしょ
わたしじゃ、あんたを抱えて家まで戻れないから目が覚めるまで待ったの
とっとと帰るわよ」
「・・・・・・」
それで、一気に意識が覚醒した
「・・・ネイ、荷物をまとめて町を出ろ」
「え?」
肩を貸そうとした彼女に背を向けると、荷物を探る
・・・よし、銃は取られていない
「ちょ、ちょっと、アサ?」
慌しく弾の装填を確認する俺の前にネイが回りこむ
「厄介ごとに巻き込まれたらしくてな
ほとぼりが冷めるまで、どっか遠くにいてくれ
迎えに行くから」
「・・・もしかして、外れの喫茶の騒ぎ関係?」
「・・・なんだ、知ってたのか」
「・・・はぁ
聞き込み位しとくわよ、あんたが何も言わずに遅くなるなんてないんだし」
「それもそうか
・・・と、それじゃ・・・」
「それと」
「いてっ」
装填を終えた俺の鼻先を、かりっとひっかくと
「こういうときこそ、使い魔の出番でしょ?」
そう、不服そうに詰め寄ってきた
「・・・いや、でもな」
「第一ね」
抗議しようとした俺を、押しのけて
「逃げるヒマなんて、もうないわよ」
彼女の見つめる先には
「ねえねえっ、おともだち、なのかなっ?」
変わらない笑顔を浮かべたままの、
赤い色に服の裾を彩られた少女が立っていた
*********************
すかいさんはルークだのラルスだのルノアルだの
やたらかっこつけた名前を付けたがったのですが
そんなのこのヘタれに合わないと思うんですが
アーサーも却下
厨くささをこれ以上増してどうするんでしょうねー
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