リレー小説―1
2004年11月20日ツキノミヤコ なんて
そんな昔話じみたものがあるんなら
きっと、それはこんな光景
白い大地と、黒い空
ソラとダイチの、ハザマに
「帰ったの?」
薄暗い部屋の奥から、ずるずると布を引きずる音と、
気だるげな声
「いや
これからもう一件」
伸びて視界をさえぎる前髪をかき上げながら、
目当ての道具を探す
「・・・あった」
最近使ってなかったからな
随分と奥に・・・
「・・・あ」
ぱさ、と軽い音を立てて、同じく奥にしまわれていたものが落ちる
「・・・・・・」
それは、一枚の写真
技巧も何もあったものじゃない、素人の、ただ撮っただけの写真
けれど、そこに写っているのは
青い、何処までも青い空と、ゆったり泳ぐ白い雲
そんな、夢みたいな光景
「どうしたの?」
「っ」
慌てて写真を元の場所に戻すと、鍵をかける
こんなもの、まだ持ってるなんて知れたら机ごと燃やされる
「なんでもない ぼーっとしてた
それじゃ、行って来る」
「気をつけてね」
道具を抱えなおして、逃げるように俺は家を飛び出した
**********
すかいさんが更新ネタが欲しいというのでリレー小説
行き当たりばったりな俺と
設定大好きすかいさんで何処まで続くのか知りませんが
そんな昔話じみたものがあるんなら
きっと、それはこんな光景
白い大地と、黒い空
ソラとダイチの、ハザマに
「帰ったの?」
薄暗い部屋の奥から、ずるずると布を引きずる音と、
気だるげな声
「いや
これからもう一件」
伸びて視界をさえぎる前髪をかき上げながら、
目当ての道具を探す
「・・・あった」
最近使ってなかったからな
随分と奥に・・・
「・・・あ」
ぱさ、と軽い音を立てて、同じく奥にしまわれていたものが落ちる
「・・・・・・」
それは、一枚の写真
技巧も何もあったものじゃない、素人の、ただ撮っただけの写真
けれど、そこに写っているのは
青い、何処までも青い空と、ゆったり泳ぐ白い雲
そんな、夢みたいな光景
「どうしたの?」
「っ」
慌てて写真を元の場所に戻すと、鍵をかける
こんなもの、まだ持ってるなんて知れたら机ごと燃やされる
「なんでもない ぼーっとしてた
それじゃ、行って来る」
「気をつけてね」
道具を抱えなおして、逃げるように俺は家を飛び出した
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すかいさんが更新ネタが欲しいというのでリレー小説
行き当たりばったりな俺と
設定大好きすかいさんで何処まで続くのか知りませんが
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